管内ニュース

2007年08月15日

H19千鳥ヶ淵

2007平成19年
 六十二回目の終戦記念日を迎えた八月十五日、日蓮宗は小松浄慎宗務総長を導師に「戦没者追善供養並びに世界立正平和祈願法要」を、東京・千代田区にある千鳥ヶ淵戦没者墓苑で営まれた。猛暑のなか、僧侶檀信徒のほか一般の参列者が合掌して戦没者への慰霊と平和への祈りを捧げた。本年も大導師を小松浄慎日蓮宗宗務総長が務め、脇導師を東京四管区宗務所の鈴木良敬所長(東部)、矢嶋泰淳所長(西部)、石井隆康所長(南部)、佐野詮学所長(北部)が務めた。
 修法導師は渡辺貫也東京東部修法師会長が務め、式衆に東京四管区の声明師会、修法師会、青年会の会員が出仕した。六角堂の中央に安置された陶棺に向かい声明、読経、修法を行い、表白文で戦没者諸精霊に追悼の意を表すとともに、世界平和を祈念した。

千鳥ヶ淵2005

2007年02月14日

平成19年2月14日 第31回京浜教区教化研究会議

 平成十九年二月十四日(水)第三十一回京浜教区教化研究会議が東浅草正法寺(東京都台東区)において開催された。主催は日蓮宗宗務院教務部ほかで、担当は日蓮宗東京都北部宗務所。京浜教区(東京・神奈川)の教師約八十名が参加。
 「本化律を見つめて ー元政上人から続く本化律の系譜、そして今ー」をテーマに、歴史を顧みつつ、現代の戒律のあり方に関して議論を行った。(本化律とは深草元政上人によって唱えられた戒法で、妻帯・飲酒・肉食等を禁じ、衣服などにも規則を設けて華美を戒めた清浄戒)
 まず始めに中村潤一師(北九州市真浄寺住職)による講演「元政上人から近代に至る本化律の系譜」が行われた。廃仏毀釈の嵐が吹き荒れた明治期に自らを厳しく律して人々の信仰を集めた山本日諦上人の伝記を中心に、本化律がどのように継承されたかをお話しされた。
 次に、都守健二貫首(千葉県日本寺)による講演「私の中の本化律」が行われた。
 二つの講演を受けて、都守健二師・中村潤一師・伊藤立教師(日蓮宗現代宗教研究所主任)によるパネルディスカッションが行われ、現代における戒律について議論がなされた。

H18京浜教研01