管内ニュース

2010年08月15日

平成22年 戦没者追善供養並びに世界立正平和祈願法要

平成22年8月15日 65回目の終戦記念日を迎え、「戦没者追善供養並世界立正平和祈願法要」が、千鳥ヶ淵戦没者墓苑にて行われた。同墓苑は昭和34年に創建され、毎年日蓮宗の法要が行われている。今年は51回を迎える。

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猛暑のなか、大導師を 渡邊照敏 日蓮宗宗務総長、副導師を 鈴木良敬 東部宗務所長・矢嶋泰淳 西部宗務所長・石井隆康 南部宗務所長・望月兼雄 北部宗務所長の、東京四管区宗務所長 が勤められ、修法導師は渡邉宝道東京都北部修法師会会長、式衆に東京四管区の修法師会、声明師会、青年会の会員が出仕した。
六角堂の中央に安置された陶棺に向かい声明、読経、修法を行い、表白文で戦没者諸精霊に追悼の意を表すとともに、檀信徒・一般の参列者約400人が合掌焼香し戦没者への慰霊と世界立正平和への祈りが捧げられた。また、管内からも平和への祈りとして千羽鶴が捧げられた。

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この千鳥ヶ淵戦没者墓苑に納められている御遺骨は、昭和28年以降に政府派遣団が収集したものや、海外から帰還した部隊や個人によって持ち帰られたものである。
いずれも氏名不詳などの理由により遺族に引き渡すことのできなかった御遺骨であり、なかには軍人、軍属のみならず海外において犠牲となった一般邦人も含まれている。
奉安されている御遺骨は、硫黄島、フィリピン、マリアナ諸島、マーシャル諸島、パラオ諸島、ビスマーク・ソロモン諸島、モンゴルより収集され、今年も新たに3,000余柱が納められ、総数358,269柱(平成22年5月現在)となった。