平成23年1月20日~2月3日 台東区谷中 大圓寺を拠点に、有志の僧侶による寒修行が行われ「南無妙法蓮華経」御題目の声と、団扇太鼓の音が町に響き渡った。
谷中の寒修行は40年以上の歴史があり、その志は年配の僧侶から若い僧侶へと受け継がれている。寒修行参加最年少の僧侶は25歳、最年長は56歳になる。
約40年の間に谷中の様相も変わり、自宅の門前で手を合わせ、寒修行僧の隊列を待つ町の人々も世代が替わりはじめた、しかし、手を合わせる真摯な表情は変わらない、歴代の寒修行参加の僧侶、並びに、それを支えてきた谷中の人々の成果であろう。
各寺院の関係者、街角や家々の玄関で手を合わせ祈る人々の御姿に支えられ、本年も無事15日間の寒修行が成満された。