管内ニュース

2019年11月07日

令和元年 檀信徒研修道場

 令和元年十一月七日、秋晴れの清々しい中、谷中本山瑞輪寺に於いて檀信徒三十二名、教師五十五名が集い、檀信徒研修道場が開催された。

 開催に当たり、開会式では東京都北部宗務所長 肉倉堯雄僧正、並びに開催寺院である谷中 本山 瑞輪寺御貫首 井上日修猊下より御挨拶を頂戴した。

 引き続き、豊田昌樹修法師会会長御導師のもと北部管内修法師出仕による祈願法要が執り行われ、檀信徒の法楽加持が行われた。修法師の読経と御祈祷、大衆法楽では参加された檀信徒を囲み、その力強い声に皆が合掌し、撰経をあてられている姿が印象的であった。

 次に、渡邉彰良布教師会副会長による法話では、「日蓮聖人と出会う喜び~声高らかに南無妙法蓮華経とお唱えしましょう~」と題して、来年が日蓮聖人御生誕八百年ということで日蓮聖人の出生や生誕の地に建つ誕生寺に関し焦点をあててご説明を頂いた。また、実際に日蓮聖人が生誕された場所の砂を拝見できたりとし檀信徒は興味深くお話を拝聴していた。最後にはお題目を受持する喜びに浸りながら檀信徒と共にお題目をお唱えさせて頂いた。日蓮聖人の生誕とお題目の重要性を今一度、深く学ぶことができる法話であった。

 昼食後、新書院にて常岡裕道社教会会長の指導により、仏讃歌の唱和を執り行った。檀信徒の声が響き終始、賑やかな雰囲気で時が流れていた。

 その後、本堂に移動し、菅野龍清声明師会会長を大導師に、また声明師会出仕のもと大法要が厳修された。法要では、六根清浄をテーマとして本年は鼻根である香りを主題とした法要となっており、法要中には、式衆二名が柄香炉をも持ち檀信徒の周りを歩いているのが印象的であった、その香りが堂内を包み込みこんでおり心身共に清浄な気持ちになり大変心地が良く、欲や迷いを断ち切り、心身が清らかになれる法要となった。

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最後の閉会式では、東京都北部宗務所長 肉倉堯雄僧正から総括を頂き、続いて荒居稔宣 伝道担当事務長の締めの挨拶で、今年の檀信徒研修道場は無事円成した。